年齢制限はあるの?

小児科と内科は同じような病気を取り扱っているため、しばしば違いが分からなくなりがちです。
漠然と小児科は子供が通うところで、内科は大人が通うところであるという認識を持っている人も多いのではないでしょうか。

実は両者には明確な年齢制限はなく、子供であっても内科を受診することは可能です。
ただし、内科の病院の中には独自に年齢制限を設けているところもあるため、もし初めて子供が受診する場合にはあらかじめ年齢面で問題ないかどうかを確認すると良いでしょう。
一般的には、自分で症状を説明できるくらいになっていれば、子供であっても支障なく内科を受診することは可能であると考えてまず問題はありません。

一方、小児科は中学生くらいまでを対象にしているところが大半です。
小学校までしか診てもらえないと思われがちですが、ほとんどの小児科ではそれより大きい子供でも問題なく診察してもらえます。

なお、小学生くらいになると内科でも小児科でもどちらでも診てもらえるようになりますが、特に持病があって長年同じ小児科で診てもらっていたという場合には、安易に主治医を内科に変更しない方が良いでしょう。
また、これまでに小児科の先生と十分な信頼関係が築けているという場合も、あえて内科を受診する必要性は低いと言えます。
下手に主治医を変えてしまうと、また一から子供のことを理解してもらわなければならないので、子供に余計な負担を強いることになりかねないからです。